「田芋」
こんなにおいしい島野菜に出会うことができて幸せです。
田芋(ターンム)は、里芋の系統のねっとりした芋でタロイモの仲間。
沖縄では茹でてから売られています。
子供の頃、テレビで南の島の人たちがタロイモを食べるのを見たことがあるけれど、
このタロイモって芋を食べてみたいなーと子供心に思いました。
その念願がようやくかなったわけですが、
予想以上においしかった。
さすが南国のタロイモの仲間だけことだけはあります。
売られている田芋は、大きなものはこぶし大になって値段も高いけれど、
小さなものはピンポン玉くらいの大きさでお手頃価格。
袋にいっぱい入っています。
ただし皮をむくのがひと苦労。
田芋は沖縄のお正月や様々な行事には欠かせない野菜で、
沖縄県産の他にも、フィリピン産田芋や、
でっかい正真正銘の冷凍タロイモも売られています。
でも色や固さや香りなどはだいぶ異なっていて、
うちなーむん(沖縄産)が圧倒的においしい。
ねっとり、ほっこりして、独特の芳香が鼻をくすぐります。
この田芋は名前の通り田んぼで作られていて、
宜野湾大山の海沿いを通るバイパス一帯には、
田芋の田んぼが広がっています。
野菜と一緒につぶし炒めたり、
砂糖と練り混ぜて食べたりするけれど、
一口大に切って揚げて軽く塩をかけて食べるだけで、
ホント幸せな気分になること間違いなし。