オクラはポピュラーな夏野菜ですが、沖縄のオクラはもちろん島オクラです。
島オクラは内地のオクラとに比べてとても大きくなり、十数センチにもなります。
また一般的な五角形の角オクラ以外にも、角がなくてつるつるした丸オクラもよく見かけます。
他にも紫色のオクラなんていうのもありますが、火を入れると緑色に変わってしまいます。
オクラは大きくなると筋が固くなってしまうのですが、
沖縄のオクラはこれほど大きく育ってもさほど固くなりません。
固くなるのは角の筋の部分だから、
角のない丸オクラは特にやわらかくて生でもかじれるほど。
生でかじるとパリパリしておいしい。
採ってから時間が経つにつれて、あくっぽさが増してきます。
角オクラも柔らかいのですが、
20センチ近くになるくらい大きく成長したオクラの中には、
筋が固くてとても食べることができないようなものに出会うこともあります。
特に時期的に遅くなると固くなってくるみたい。
さてこんな大きな島オクラですが、
さっと湯通ししてそのまま味噌マヨなんかで食べてもいいし、
適当に切ってサラダに混ぜたり、
もちろんたたきオクラとか、天ぷらとかも言うことなし。
島オクラは大きくて食べごたえもあるし、
店先でも大きな袋にパンパンに入って売られているので、
サラダなんかじゃ食べきれそうもないなんていうときは、
一本を2-3切れに斜めにカットして、さっと炒めて食べるのもおすすめです。
炒めすぎないようにささっと炒め、
軽く塩で味付けして、仕上げに醤油をさっとまわしかけ、
火を止めたら鰹節をさっとまぶすだけ。
オクラっていうと、ちょっと脇役的な野菜のイメージがありましたが、
沖縄にきてオクラ感が変りました。
沖縄の島オクラは存在感が強くて食べごたえ満点、
夏には欠かせない大事な島野菜です。