パパイア、パパイヤ、沖縄ではマンジュマイ(万寿瓜)と呼ばれる沖縄野菜。パパイヤって野菜じゃなくて果物だと思っていましたが、いやいや沖縄では果物というより島野菜の扱いです。沖縄では街中を散歩していると、庭先のパパイア樹が幾つもの実をつけているのをよく見かけました。
昔那覇でやっていたお店の隣の庭でも、春先になれば、濃い桃色の桜の花々の横に、ぷっくら実ったパパイヤの実を一緒に見ることができたもの。沖縄の桜は2月になればポチポチと咲き出します。
パパイアはメキシコ南部原産で、その実は果物として、また野菜として食べられています。実にはココナッツのような丸みを帯びた形もあれば、太ったバナナのような形をしたものもあり、またフルーツパパイヤと呼ばれる果物として食べるとおいしい種類や、野菜として食べるのに適したものなど、幾つか種類があります。沖縄で作られているのは野菜パパイヤがほとんど。
ニュージーランドではポーポーと呼び、黄色く熟した実を果物として食べていましたが、沖縄では緑色の熟す前の実を、シリシリ器というおろし金みたいな調理器具で千切りにして、炒めて食べます。パパイヤしりしりー、パパイヤイリチーです。またタイではソムタムと呼ばれる青パパイヤの激辛サラダが有名。
沖縄のパパイヤレシピがたくさんのサイトを見つけました。
→PAPAYUMYUM
こうして見ると、沖縄パパイヤは、沖縄果実というより、立派な沖縄野菜、島野菜と呼んだ方がしっくりきます。
実のことを言うと、パパイヤってあまり好きじゃなかったのですが、上のサイトのレシピを見てたら、なんやらとてもおいしそうに見えます。沖縄にいる時には、庭先にいっぱいなっているパパイヤをいただいたり、その辺の八百屋の店先に安い値段でゴロゴロ転がっていたパパイヤですが、内地ではそうそう手に入るものではありません。いつの日かパパイヤを手に入れた暁には、ぜひともおいしいパパイヤ料理にチャレンジしたいと思っています。
なおフルーツパパイヤはハワイが有名ですが、最近は遺伝子組み換えのパパイヤなどという物騒なパパイヤが栽培されだしたようで、これが沖縄に持ち込まれないことを願います。遺伝子組み換え作物なんて絶対いらない。
マンゴーと仲良く並んだパパイヤ。はたしておいしいのかちょっと疑問符つき??その辺の庭先に実ったものをちょっと試しに並べてみたといった様子。