先入観から自由になるというのはなかなか難しいもの。
沖縄ではごく普通に食べているナーベラー(ヘチマ)も、
内地でヘチマを食べるなんて言うものなら、
たわしを食べるなんてどうかしてると思われるのがおちです。
でもヘチマはタイやベトナムでもよく食べられる野菜だし、
もちろん沖縄でもヘチマの味噌煮(ナーベラーンブシー)は夏の定番料理です。
「ナーベラー」
へちま/ナーベラー/糸瓜/ムォップ(ベトナム語)/ブワップ(タイ語)/Luffa(英語)
インド原産で東南アジアや中国、インドなどで野菜として食べられています。
かくいう私も、最初はナーベラーが苦手でした。
なんだか土の匂いがするし、
あのトロリン加減がなんか微妙。
ところが沖縄のあまりの暑さにやられかけていた夏のある日、
たまたまナーベラーをココナッツ風味のンブシーにして食べた時から、
私のヘチマ感はまるで変りました。
柔らかくて、トローンとして、
水気をたっぷり含んだナーベラーがなんともおいしく感じられて、
夏バテの体を癒してくれる偉い野菜だとようやく悟ったからです。
沖縄では一般的なナーベラー、
あのずんぐりむっくりした愛らしい形のもの以外にも、
いろんな種類があります。
先日手にしたトカドヘチマもそのひとつで、
ホントにみずみずしくておいしいヘチマでした。
ヘチマはたわし、などという先入観はこの際捨てて、
胸を張ってヘチマフェチになってほしいものです。
ただし、あまりに大きく育ちすぎたナーベラーは、
中がたわし状になりかけていて食用には適さないのでご注意を。
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