沖縄料理と言えば、ゴーヤーチャンプルー、沖縄そば、ラフテーなどを思い浮かべる人が多いと思います。しかし、そういった有名どころの料理の影に隠れてはいますが、沖縄家庭料理の定番、お弁当を彩るおふくろの味、人参シリシリーを忘れてはなりません。
人参シリシリーは、人参を千切り状におろして、ささっと炒めて卵を絡めたシンプルな料理です。ここにツナを入れたり、だし醤油で味付けすることもあるようですが、人参+卵+塩のみで作って食べてみると、人参本来の甘さに目からうろこ、いくらでも食べれそうなほどのおいしさです。とはいえそれだと記事にならないので、今回は少しだけ手を加えて、人参シリシリーなんとなくアジア風をご紹介。
人参シリシリーを作るにあたって、まず必要なのはシリシリ器です。そんなのなくてもと言われるかもしれませんが、シリシリ器で人参をしりしりすれば沖縄気分も高まり、”よっしゃ人参シリシリーを作るぞ”と盛り上がることうけあいです。要はちょっと太めの千切りになればいいのですが、包丁で切るのはめんどうだし、断面がすべすべなめらかになり過ぎて味わいがまるでちがってきます。
ステンレス製シリシリ器、穴の大きさは5ミリ強でちょうどいいかんじ。これより小さければ千切りに近づき、太ければ歯ごたえと食べごたえザクザクのシリシリーになります。
よくある千切り器でシリシリーしてもいいですが、あまり細すぎても、また切れ味が良すぎてきれいな人参千切りになってもおもしろくありません。こんなかんじのシリシリ器だと、細すぎず太すぎず、適度に粗めで、でも切れ味もそこそこで、あっという間に人参もシリシリできるわけです。
力加減とおろす角度を寝かし気味にすると、ちょっと太めで長めの人参シリシリーもできるけれど、ちょっと人参を起こし加減にして微妙に力をおさえ気味にシリシリすれば、ちょうど良い加減の人参シリシリーができることでしょう。
上は人参を寝かし気味にがんばってシリシリしたのでちょっと太め、下は力抜き加減でフワフワシリシリー
人参シリシリーなんとなくアジア風
■ 材料
- 人参 中1本
- 卵 1ヶ
- 塩 2つまみくらい
- ターメリック(うっちん) 小 1/4くらい
- コリアンダー(パウダー) 小 1/4くらい
- オリーブ油 適宜
■ 作り方
- 人参をシリシリーしてあらかじめ塩を混ぜておく。
- 卵にターメリックを加えてを溶いておく。
- フライパンにオリーブ油を入れて軽く温め、人参を投入。
- 中火で炒めながらコリアンダーも入れ加える。(焦げそうな雰囲気だったら火を弱める)
- 人参がしんなりしてきたら人参の上から卵を加える。
- 卵を入れてもすぐにはかき混ぜないでひと呼吸。
- ちょっと固まってきた頃にざっくり一混ぜ、またひと呼吸待ってざっくりひとまぜ、こんなかんじで卵が固まってきたらできあがりです。
□ 卵は混ぜすぎずに、かといって焦がさないように仕上げます。
人参をゆっくりシリシリーしながら、沖縄気分に浸りましょう。炒める時に胡麻油とすりゴマを使えば韓流シリシリー、また炒めずに生のままタイ料理の定番パパイアのサラダソムタム風に激辛サラダにしてもいけます。
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