アチョクチャ/カイグア 南米原産の沖縄野菜

アチョクチャ/カイグア 学名はCyclanthera pedata キクランテラ・ペダタ

長さは10センチにも満たないかわいい形をした野菜、メキシコ、ボリビアからペルーにかけてよく食べられているそうです。

アチョクチャ/カイグア

那覇から南へ向うこと数十分のところにある、アグリハウス東風平(こちんだ)にて発見。沖縄の農産物直売所では、次から次へと見たこともない野菜や果物が現れます。

それにしてもこういった新しい作物をよく発掘してくるものですね。南米とつながりが深い沖縄だから、このカイグアも「南米では普通に売られてたべられておいしいよ」みたいな情報があちらから伝わってきて、それを好奇心旺盛でのりのいい沖縄の農家の方が試しに作って出荷してみた、そんなとこかもしれません。

でもこのカイグアは「ただ者」、いや「ただ野菜」ではないできるやつのようです。実や葉を摂取することで新陳代謝をうながし、高血圧や糖尿病、動脈硬化、循環器障害などに対する効能があるので、ペルーでは民間薬として使われているそうです。

沖縄のヌチグスイと同様、日常に食べているものが、すなわち命の薬となるということですが、アマゾンなど南米に育つ植物はその効果に著しいものが多いような印象ですね。wikiによればアンデス以外でも、ネパール、ブータン、北インドでもよく食べられています。

アチョクチャ/カイグア

アチョクチャ/カイグア

その味はというと…ほぼきゅうりです。ただ皮が張っていて食べることのできる部分が薄いので、食感はかなりぱりぱり。例えば同じきゅうりといっても、きゅうりの種類や栽培の仕方、畑の環境や作る人によってきゅうりの味には雲泥の差があります。だから今回このカイグアを食べただけでカイグアの味を判断することはできないけれど、でもカイグアは、食べやすくてけっこう常習性のある野菜だと思います。

あのぱりっとした歯触りはなかなか癖になる。中の種を気にしなければまるかじり、薄めに切ってサラダ、試してないけれど炒めたらなかなかいけそうな印象でもあります。

アチョクチャ/カイグア

何よりも切った時の薄い緑がとてもきれいで涼しげで、その形も鳩みたいでかわいいし、ひょっとしたら沖縄でも少しずつポピュラーになっていくかもしれない、そんな予感もするアンデスの野菜アチョクチャ/カイグアです。

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