ゴーヤー(苦瓜)

沖縄の野菜といえばやはりゴーヤーですね。
苦くてイボイボのゴーヤーは、
沖縄の夏の暑さに火照った体を冷やしてくれる偉いやつ。

ゴーヤー
(ゴーヤーの奥は島かぼちゃ)

身土不二・医食同源というように、
その土地で旬に採れるものは、自然と体が必要とします。
沖縄にヌチグスイ(命薬)という言葉もありますが、
生命力あふれる野菜や食べ物は本来薬なのです。

ゴーヤーはベトナム・タイ・インド、中国など、
アジア圏一帯で食べられています。
苦瓜の名の通り苦いものもあれば、さほど苦くないものも、
また細くて長いものもあれば、丸々太ったものなど、
いろんな種類のゴーヤーがあります。

最近は沖縄でも、普通の長細いゴーヤーの他に、
ぷっくら丸みを帯びたアバシーゴーヤーがポピュラーになってきました。
これはイボが大きめで緑も薄め、苦さも抑えめ。

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ゴーヤー
普通のゴーヤー(上)とアバシーゴーヤー(下)

ともかく夏の沖縄ではゴーヤーがなくてはならない食材なので、
頻繁に訪れる台風でゴーヤーが全滅してしまった時などは、
鹿児島などの内地からゴーヤーが取り寄せられて店頭に並びます。

ゴーヤーは語呂合わせだと58、
58といえば沖縄を縦断する幹線R58。
僕はこの58沿いに佇んでおべんとうを売っていたんですが、
たまにメニューにゴーヤーを使うと、
ゴーヤーは苦手だから今日はやめときます…なんて人も結構多かったりして。

実際は沖縄の人でもゴーヤー苦手な人結構いるんですよね。
だから5月8日、ゴーヤーの日も、
特におめでたいと思わないウチナーンチュもいっぱいいるというわけです。

ゴーヤーのレシピ
▷ ゴーヤーのサラダ アジア風

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